本現場は既存建物に地下が存在し、既存杭の天端迄が5.7m〜7,2mと深く、更に杭間が最も短いところで800oと接近しており、確実な杭頭へのアプローチと、崩壊による施工地盤へのリスクを検討した結果、スイングジャッキ併用の工法を提案し、採用となりました。 現場は、道路向かいには大型の病院、隣接地には高層マンションがあり、騒音と泥水、砂埃等の飛散には、特に注意した作業を求められた。 現場内の地層は、支持層の高低差が10mもあり、設計の杭長よりも短い杭がほとんどで、掘削完了の既存杭縁切りを確認すべく、杭頭に確認棒を設置し、確実な杭抜きが可能となりました。